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M’s clean systemのクリーン通信~衛生管理と感染対策~

皆さんこんにちは!

株式会社M’s clean systemの更新担当の中西です。

 

~衛生管理と感染対策~

 

清掃の目的は、床や設備をきれいに見せることだけではありません。

人が触れる場所や生活する空間から、汚れや微生物を取り除き、衛生的で安心できる環境をつくることも重要です。

病院、介護施設、保育施設、学校、飲食店、オフィスなど、多くの人が利用する場所では、適切な清掃方法が施設の安全性に大きく関わります。

一見きれいに見えるドアノブやテーブルにも、皮脂や細かな汚れが残っている場合があります。

また、清掃道具を使い回すと、汚れを除去するどころか、別の場所へ広げてしまう可能性があります⚠️

衛生管理では、「どこが汚れているか」だけでなく、「どのように汚れが移動するか」を考えることが大切です。

今回は、清掃業における衛生管理、交差汚染防止、消毒、安全対策についてご紹介します。

清掃と消毒の違いを理解する

清掃と消毒は、同じ作業ではありません。

清掃は、ほこり、油、食品くずなどの汚れを物理的に取り除くことです。

消毒は、薬剤などを使用して、対象となる微生物を減らす作業です🦠

汚れが残った表面へ消毒剤を使用しても、有機物が薬剤の働きを妨げる場合があります。

基本的には、最初に清掃で汚れを除去し、その後で必要な場所へ消毒を行います。

「消毒剤を吹きかければ清掃しなくてもよい」という考え方は適切ではありません。

消毒が必要な場所、頻度、使用する薬剤などを、施設の用途や管理基準に合わせて決めます。

すべての場所へ強い消毒剤を使用すると、素材の劣化や作業者の健康への影響が生じる可能性があります。

高頻度接触面を重点的に清掃する

人の手が頻繁に触れる場所を、高頻度接触面と呼びます。

ドアノブ、手すり、エレベーターのボタン、照明スイッチ、蛇口、電話機、机、共有端末などが該当します👋

床や窓がきれいでも、これらの場所に汚れが残っていれば、衛生的な環境とはいえません。

施設の利用状況を観察し、どこに人が触れているかを確認します。

不特定多数が利用する場所では、清掃回数を増やす必要があります。

ただし、電子機器へ直接薬剤を吹きかけると故障の原因になります。

クロスへ適量を含ませて拭くなど、設備に合った方法を選びます。

清潔区域と汚染区域を分ける

施設内には、比較的清潔な場所と、汚れが多い場所があります。

トイレで使用したクロスやモップを、机や食堂へ使うと、汚れを広げることになります。

道具を場所ごとに色分けする方法が有効です🎨

たとえば、トイレ用、洗面用、一般区域用など、クロスやバケツの色を決めます。

スタッフ全員が同じルールを守ることで、誤使用を防ぎやすくなります。

清掃カートの中でも、未使用の道具と使用済みの道具を分けます。

汚れたクロスを清潔なクロスと一緒に入れると、使用前から汚染される可能性があります。

一方向清掃で汚れを戻さない

清掃では、清潔な場所から汚れの多い場所へ、一方向に進めることが基本です。

同じクロスで表面を何度も往復すると、一度取った汚れを再び広げる場合があります。

クロスの面を折り分け、清潔な面へ交換しながら使用します。

汚れが目立たなくても、一定範囲を拭いたら新しいクロスへ交換します🧽

病室や客室を複数清掃する場合は、一室ごとに道具を交換する運用もあります。

モップも、汚れたまま広い範囲へ使用し続けてはいけません。

洗浄液が濁ってきたら交換し、汚水で床を拭かないようにします。

消毒剤の濃度と作用時間

消毒剤は、製品によって対象となる用途、濃度、作用時間が異なります。

濃度が薄過ぎれば十分な効果を得られず、濃過ぎれば素材や人体へ悪影響を与える可能性があります。

製品の表示や施設の手順に従い、正しく希釈します📏

消毒剤を付けてすぐに乾拭きすると、必要な作用時間を確保できない場合があります。

一方で、素材によっては長時間薬剤を残せないこともあります。

対象面と製品の使用方法を確認し、正しい時間で処理します。

アルコール、塩素系、その他の消毒剤は、それぞれ特性が異なります。

何にでも同じ薬剤を使用するのではなく、場所や素材に合わせて選びます。

薬剤を混ぜない安全管理

清掃用薬剤の中には、混ぜることで有害なガスが発生する組み合わせがあります⚠️

特に、酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜることは非常に危険です。

前に使用した薬剤が床や容器に残っている状態で、別の薬剤を使用する場合にも注意が必要です。

薬剤は元の容器で保管し、別容器へ移す場合は、中身を明確に表示します。

飲料用のペットボトルなどへ入れてはいけません。

スタッフ教育を行い、薬剤の性質、保護具、緊急時の対応を共有します。

手袋や保護具の正しい使い方

清掃作業では、手袋、マスク、保護眼鏡、エプロンなどを使用する場合があります🧤

手袋をしていれば、すべて安全というわけではありません。

汚れた手袋のまま、スマートフォン、ドアノブ、清掃カートなどへ触れると、汚れを広げます。

汚染作業が終わったら手袋を外し、手指を清潔にします。

手袋を外す際には、汚れた外側へ素手で触れないよう注意します。

再利用する保護具は、使用後に洗浄や消毒を行い、清潔な場所へ保管します。

嘔吐物や体液への対応

施設内で嘔吐物や血液などを清掃する場合は、通常の清掃とは異なる対応が必要です。

周囲へ人が近づかないようにし、手袋やマスクなどの保護具を着用します。

汚染範囲を広げないよう、外側から内側へ向かって処理します。

使用したクロスや吸収材は、施設の手順に沿って密閉し、適切に廃棄します。

作業後には、使用した道具や周辺を清掃・消毒します。

無理に一人で対応せず、責任者へ報告することも重要です📢

施設によって対応手順が決められているため、事前に確認しておきます。

清掃カートの衛生管理

清掃カートは、洗剤、クロス、モップ、ごみ袋などを運ぶ便利な設備です。

しかし、整理されていないカートは、清潔な物と汚れた物が接触する原因になります。

未使用品は上段、使用済み品やごみは下段など、収納場所を決めます。

薬剤は転倒しないよう固定し、容器のふたを閉めます。

清掃カート自体も、定期的に拭き上げます🛒

車輪に髪の毛や汚れが絡まると、移動中に床へ汚れを広げることがあります。

毎日の終了時に、道具だけでなくカート全体を確認します。

換気と空気環境への配慮

薬剤を使用する際には、換気が必要です。

窓や扉を開ける、換気設備を運転するなど、空気がこもらないようにします🌬️

強いにおいの洗剤は、利用者へ不快感を与えるだけでなく、体調へ影響する場合があります。

施設の利用時間を考え、人が少ない時間帯に作業することもあります。

ただし、感染対策は空間へ薬剤を大量に噴霧すればよいものではありません。

対象となる表面を適切に清掃し、必要な場所へ正しい方法で使用することが大切です。

手順書と記録による品質管理

衛生管理では、スタッフごとの判断だけに任せると、清掃方法や頻度に差が生じます。

場所ごとの清掃手順、使用する洗剤、道具、交換頻度などを手順書にまとめます📋

作業時間、担当者、異常の有無などを記録することで、清掃漏れを防げます。

施設管理者との情報共有も重要です。

利用者が増えた場所、感染症への注意が必要な区域、設備の故障などを確認し、清掃計画へ反映します。

まとめ

清掃業における衛生管理では、見た目の美しさだけでなく、汚れや微生物を別の場所へ広げないことが重要です。

清掃と消毒の違いを理解し、最初に汚れを取り除いてから、必要な場所へ適切な消毒を行います。

高頻度接触面を重点的に清掃し、道具を色分けして交差汚染を防ぎます。

薬剤の濃度、作用時間、組み合わせを守り、手袋などの保護具も正しく使用します。

正しい手順と記録によって、誰が担当しても安定した衛生品質を提供する。

その専門的な管理技術が、施設を利用する人と働く人の健康を守っているのです🧤🦠✨